診療案内

皮膚外科

各種皮膚腫瘍(ホクロ、粉瘤、皮膚線維腫など)の切除や、陥入爪の日帰り手術を行っております。
診察と手術の説明の後、手術日を予約して行います。尚、当院での手術が困難な場合は、連携先の医療機関へ紹介が可能です。

ホクロ イボ 粉瘤 その他皮膚腫瘍
切り傷 擦り傷 やけど 皮膚潰瘍
巻き爪 陥入爪    

粉瘤とは

皮膚の浅いところに生じる良性の出来物です。皮膚の組織が袋状になって、中に垢や皮脂が溜まったものです。やや隆起したシコリで、中央に黒い点が見えることがありますが、これは粉瘤が皮膚の外に開口した部分で、そこからしばしばニオイのある内容物が分泌されます。通常自覚症状はありませんが、炎症を起こすと発赤や痛みを伴います。

粉瘤の原因

皮膚にできた傷やウィルス感染が原因になる事がありますが、多くの場合は原因が明らかではありません。粉瘤は体のどこにでも生じますが、顔、くび、背中、耳のうしろなどに多い傾向があります。

粉瘤の治療

炎症の無い粉瘤に対しては、手術での切除が行われます。粉瘤の袋と内容物を切除すれば、粉瘤を根治する事が出来ます。
粉瘤の初期は自覚症状が無いため、しばしば放置されがちですが、粉瘤が大きくなって炎症を起こす事があります。一旦炎症を起こした粉瘤は、炎症が完全に治まるまでの数か月間は根本的な切除を行う事ができません。
粉瘤が炎症を起こすと、発赤や痛みを伴ってきます。そのような場合は、消炎鎮痛薬や抗生物質の内服で落ち着く場合もありますが、痛みが強い場合は、皮膚を切開して膿を排出する処置を行う事があります。

巻き爪・陥入爪
について

巻き爪は、靴などによる慢性的な圧迫で爪が変形して生じます。巻き爪が進行すると、炎症を起こして痛みや腫れを起こすことがあります。
陥入爪は、深爪などにより爪の角が周囲の皮膚に食い込んで、炎症を起こした状態です。主に足の親指に生じます。
巻き爪や陥入爪に爪水虫が合併している事があります。専門医による、正確な診断と適切な治療が大切です。

巻き爪の治療

痛みのある巻き爪は治療を行います。当院ではドイツで開発された3TO(VHO)式巻き爪矯正法や、超弾性合金ワイヤーを利用した巻き爪マイスターなどの矯正治療を行っております。いずれも麻酔は不要で、痛みがほとんどない治療法です。
詳しくはこちら。

陥入爪の治療

陥入をやわらげるために、テーピング治療を行ったり、塗り薬や抗生剤の飲み薬などで治療します。それでも治らない場合は、食い込んだ爪を切除する手術を行う場合があります。